ラストラン&ぎふシャルソン! その2

【ひだ3号編】 この列車が正真正銘、僕の最後の仕事。編成両数が長いため、僕はドア扱いや放送などはしない、サポートの仕事だ。出発前の打ち合わせで、指定席がかなり混雑していることが判明。嫁や親父が岐阜から乗ってくるけど、座れるかな?と内心少し気を揉む。 蓋を開けてみれば、むしろ自由席はガラガラ。岐阜駅では、嫁や親父が乗ってくるであろうドアの位置にスタンバイして、グリーティングをしたのだ。
(注)一番左は兄ではありません
昨日、サプライズ登場した友達も合流して、4人からニヤニヤ見られる…と、ふと気付いたら、違う号車に少し前まで同じ職場でお世話になっていた先輩がサプライズ登場!僕が今日で終わりということは風の噂に知っていたようですが。この列車に乗ったのは偶然だとか。エールを受けて、降りていく美濃太田でお見送りしました。 いつもより少し多めに車内巡回。いつもは数分遅れるこのひだ3号。今日は珍しく?ほぼ定刻通り走ってくれる。下呂駅では乗降が激しいこともあり、予め打ち合わせていた通り、乗務員室から顔を出して、ホームの安全確認も。大阪から駆け付けてくれた友達は、ここで降りていった。温泉でも入るんやろか? さて、いよいよ僕の仕事もラストスパート。最後の車内巡回を終えて、高山へ到着。 乗ってきてくれた友達、嫁、親父だけでなく、昨晩から高山を満喫していた友達も大集合してお出迎え。みんなに見守られながら、最後の瞬間を迎えたのだ。駅員もなんだこれは?というような顔で見ていた。
最後の食事休憩はココ、弱尊というカレー屋さんで頂くことに。店主さんとも仲良く、いつもブルくんと呼んで貰い、楽しいひと時を過ごしていた。 【ひだ10号編】 僅かな休憩なので、休憩室に戻ると程なくひだ10号の発車時間。 この列車では、僕は仕事をせず単に移動するだけ。一番後ろに居ることは伝えたので、みなさんわざわざ指定席を確保して、一番後ろに陣取ってくれている。 前を向けば、車内宴会状態。嫁や友達が僕の制服姿を肴として呑み食いするのを、指をくわえて眺めながら移動するのもまた新鮮。 後ろを向けば、2条のレールがスラリと伸びる、これまで幾度となく通った見慣れた景色。だけど、もうこの乗務員室から見ることはない。 この前後のギャップ、まさに今の自分の過去と未来を現してるなぁと感じながら、列車は淡々と駆け抜けていく。 さて、ひだ3号で下呂で降りていった友達はどうしたのか?下呂からも乗らず、他の駅からも乗ってこない。これは、美濃太田で僕が降りるところを待ち受けているのか…中々粋なことを考えるもんだ。 高山線随一(と個人的には思っている)景勝地、飛水峡を通過すれば、もう間も無く美濃太田。車内からみんなに見守られながら、遂に僕のJR人生の終点に到着した。
みなさんをお見送り。またパーティーでこの体験をシェアしましょう!あれ?結局下呂で降りた友達は?? いつもならサッサと職場へと引き上げるのだが、この日ばかりは列車のテールランプが消えるまでホームに立ち、最後まで見送った。 職場へと到着。締め切り作業も無事に終わり、最後の点呼で異常ナシを報告。当然のことながら、次勤務確認はなし。敬礼を一際大きい声で発すると、暖かい拍手に迎えられた。 挨拶を一通り済ませて、さぁココからが大変! パーティー開始は18時。ノンビリしていると、間違いなく遅れるのは必至。声を掛けてくれる方と会話を交わしつつ、返納物を纏め、ロッカーの整理。そして退職に関する手続き漏れが無いかの最終確認。怒涛のようにやる事が迫ってくる。 フッとロッカーの整理を終えてハコに詰め込んだばかりの制服類を見ると、あぁ…終わったと実感。ココが1人でジンワリと退職の感触を味わった瞬間だ。 最終挨拶を済ませて、さぁ出発。 喫茶店で待たせていた嫁を助手席に迎えて、パーティーへGO!
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