今日からしばらくワークアウェイというシステムを利用して、お宅にホームスティする。
ウーフに似たシステムで、働く代わりに宿と食事が無料になる。
私たちの希望する期間が短かったためなかなか見つからなかったけど10件くらい問い合わせようやく今回3泊で受け入れてくれる先が見つかった。
駅に着くと、ホストのパイビさんが迎えてくれた。
最寄駅から車で25分ほど。スウェーデンのことをいろいろ教えてもらった。
こちらでは、物に名前をつけるらしく、家にも名前の書かれた看板がかかっていた。
到着してまずは、病気で切り倒した木の枝を運んだ。
そのあとは、ランチで昨日ここで開かれたという持ち寄りパーティの残りをいただいた。
タルトの上にサワークリームや海産系の卵がのったパイや、トルコ料理だという人参とヨーグルトの和え物などがとても美味しかった。
後半は、お宿で使うお部屋の準備。
お宿は寒さ対策がないため現在5月から秋までのみ営業しているらしい。
部屋が18世紀の建物で、持ち主は12人の子どもと住んでいたそう。
建築家の知人に貴重なので直さないでと言われ、そのまま残しているんだとか。
壁紙が昔のままで数えると15枚くらい重ねて貼ってあったらしい。
古いものには魂があっていいという考えや、近い距離でのおもてなしがいいよね、という話に、私たちのこれからやりたい宿の姿が重なる。
その時に敷地の案内もしてもらった。
羊が2種類、10匹いて、主に除草のために飼ってるんだとか。
湖のほとりまであんないしてくれて、そこにはバイキングの埋葬した墓があるということ教えてくれた。
日本だと海賊のイメージだけど、海運を担っていた人たちというふうに感じた。
あと、サウナが2つもあった!
パイビさんはフィンランド出身で、フィンランド人にはサウナは必須らしい。
日本人にとっての風呂と一緒な気がした。
夜はスウェーデンの新しい伝統で、毎週金曜日の晩に食べる子どもが好きな料理にした、ということで何かなと思ったら、なんとタコス!
オランダとデンマークの学食もそうだったから、タコスはヨーロッパで流行ってるのかな?
メキシコのとは多分違うと思うけどね、と言っていた。
ストックホルム滞在時の話になり、武留君がトイレが男女別れてなくてびっくりしたというと、男女平等の考え方の一環らしい。
そこまでするのかー!と驚いた。
飼い猫が2匹いて、オスのタイガー君は武留君にひっつき、メスのエルサちゃんは夜になって突然私の膝の上に来てゴロゴロいったあと寝てた。
パイビさんからエルサは人懐こいけど初めての人にそこまで懐くのは珍しいと言われた。
夜は、エルサちゃんと一緒にベッドで寝た。
2019.4.13 瑛美