朝ごはんに、パンとチーズ、フルーツと茹で卵をいただいた。
ゆで卵は、何分のがいい?と聞かれた。
パンの上にチーズとイチジクのジャムを乗っけていて、私も真似したらとても美味しくお気に入りになった。
その後はお出かけ。パイビさんたち主催の、フィンランドからの移民たちむけ映画上映会で、フィンランドで有名なミュージシャンの生涯を再現したものだった。
行きの車で、別のスタッフのマリアさんと合流。車の中でまたいろいろお話をした。
フィンランドでは、湖に飛び込んでサウナというのが定番らしく、冬でも氷を割って入るというのでびっくりする。温度差がすごい。
日本でも温水冷水交互に入るけどせいぜい水温は20度くらいというと、全然暖かいねと言われた。
映画上映前に、スーパーに日本料理の材料を見に行った。
一度日本食を作るよ〜と昨日話していたんだけど、寿司の話になったので手巻き寿司が作れないかと見てみた。
こちらは海産系が美味しいと聞くので、それで寿司をするのはちょっと楽しみだった。
サーモン、マグロ、謎の魚に、寿司用ののり、お米、お酢まで売っていた。
ランチにはパンの間にサワークリームを挟んだものの上に、サーモンとエビを茹でたのと、たまご、トマト、レタスなどがのっている料理をいただいた。
前にフィンランド語と日本語が似てると言われて、そのつもりで映画を見てみたけど、似ているかどうかと言われると日本人の私としては全然思えないんだけど、幾つか確かに似た響きの言葉があった。
あと、アルファベットで書かれた文を見てると母音がやたら多いから日本語と似て聞こえるのかも。
映画は会話はよくわからなかったけどなんとなくストーリーはわかった気がした。
ただ、私はミュージシャンの旦那が放蕩しているのかと思ったけど、あとから説明してもらうと、フィンランドは戦争で人生が狂った人が多くいたらしくその1人の悲劇的な人生なんだという解説だった。
夜はマリアさんの家族5人もそろって、日本食、手巻き寿司を出した。
寿司といえば買うイメージしかなかったけどこれなら作れそう、やってみたい!と好評だった。
子どもたちがシュタイナー学校に通っているんだけどと、いう話で、スイスのオイリュトミーを学ぶ友人の話をすると盛り上がった。
驚いたのは、スウェーデンは教育が大学まで無料なんだけど、そういうシュタイナー系の学校も無料だという。差別しないという考え方に基づいているそう。
また、高校以上に上る時には生活費も支給されるとか。
シュタイナー学校では、週4回ビーガンランチで1日だけ肉か魚になるらしい。
シュタイナー学校を出て別の学校に通うお兄ちゃんは、週1回だけビーガンらしい。
別の日に聞いたところによると、ビーガンは環境に優しくする考えを反映しているそう。国民の間でもそういう意識が高いんだとか。
ただ、若い人中心に極端なビーガン主義者がいて、毛皮の服なども否定したり、春、牛を太陽のもとで放して祝うイベントも今年は中止になったのだとか。
考え方の違いがいろいろきけて興味深い。
あとこの時スウェーデン的なものとしてリンゴンベリーというものを教えてもらい、ミートボールとかと食べると美味しいと聞いて、食べてみたくなった。
2019.4.14 瑛美