Day66 シベリア鉄道5

Emi

朝から55分の停車があるということで散歩しようと楽しみにしてたけど、寝坊した。
あせって降りるとなんとか20分の停車時間が残っていて、イルクーツク駅を楽しんだ。
今回は荷物検査もなくすんなり外へ。
外でタクシー、タクシーと声をかけられ南米を思い出す。
近くに玉ねぎ型の金色屋根で緑の建物があり気になったけど時間がなかったので引き返す。
売店で赤い煮物のようなものを購入して戻る。
いつの間にか先頭車両が青い電車に交換されていた。
この日から景色がガラッと変わると聞いていたけど本当にその通りだった。
山頂らしきところから杉林を見下ろし、山を下って行くと、白い雪をかぶった山々の手前にキラキラ光るバイカル湖が。
完全に凍っていて、波ごと白く光っていた。
途中には、白い筋のように割れているところもあって、諏訪湖の御神渡りってこんな感じなのかなーと話しながら景色を楽しんだ。
氷の上に何人も人がいて、釣りみたいなのをしている人もいた。
多分初めて?トンネルも幾つか通った。
昼前、食堂車から最後の営業に来た。
13時くらいまで3時間ほど、途中途切れながらもずーっと湖畔を走り続けて綺麗な景色を楽しめた。湖が見えないときは反対側の山がきれいだった。
イルクーツクを過ぎると乗客がまた増えて、多分同じ車両に5グループくらい乗ってるっぽい。9室×4人だからだいぶ埋まってきた。
隣の西洋風のおじさんが上半身裸で窓の外を見ている。
車掌さんが布団を持って狭い廊下を歩き、武留君を押し潰して通って行った。
なんでもありだねーと笑う。
15時ごろなんとか共和国のUlan-uba駅でまた停車。時刻表には50分とあるけど20分で帰ってきてと言われる。
外に出て少しだけ店を見て回り揚げパンみたいなのとパイ包みみたいなのとミルクを購入して戻る。
このあとまた景色が変わり、サバンナみたいな景色が広がるなかで、時々牛や馬が自由に草を食べている。あれは野生なのか飼われているのか。
あと時々草が燃えているのは、自然発火か山焼きなのか。
川が流れて岸辺だけ凍っている。
今日も夕日が川に映って綺麗だった。
20時ごろロシアの国境駅に到着。
駅に野良犬なのか放し飼いの犬が5匹くらい集まってきて食堂車から何かもらっている。
ロシアの客車と食堂車がここで切り離された。
客室に戻るとパスポートチェックに荷物検査が入った。
ここでもらったモンゴルの税関カード(多分)が英語がなくてロシア語しかないと言われ全くわからない。
適当に書いていたらあとでモンゴルの担当の方が親切に英語で教えてくれた。
夜中の12時頃まで手続きで眠れない。時間潰しに武留君としりとりをした。
2019.4.27 瑛美

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